Indals

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実行プログラム作品/デジタルイメ−ジ1993展/銀座ワシントンア−ト
1993年 1024x512pixel PC9801+SuperFrame
Indals
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Indals
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Indals
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Indals ― 大海に浮かぶ島

これは、会場にパソコンとモニターを設置した実行プログラム作品である。 画面は30秒毎に更新されるが、それでも用意したすべての画像を表示するには約4000年を要する!
私達は、この広い世界のほんの一部にしか触れることができず、残りの大部分は想像で補っているのが真相だ。
その想像は一般に「概念」と呼ばれる。概念はコンパクトでありながら、そこに属する要素を必要に応じて幾らでも例示する能力を持つ。

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42億枚のドローイング

この作品のモチーフは、遺伝子と細胞の分化である。
生物が生まれる時、一つの卵細胞が分裂を繰り返し、ある細胞は頭、別のものは目や手足、とそれぞれの部分を形作っていく。
Indalsは、初めに4×2の8つの升に16色の色をランダムに配置する。
これが卵細胞に相当する。
次の分割のステップでは、各升を縦横に2分割して8x4個の升にする。
この時、新しい升に塗る色は注目升に隣接する周囲の升の色から一定のルールで算出する。 この分割を8回繰り返すとサンプルのような1024x512pixelの画像となる。
注意すべき点は、分割の過程には一切不確定な要因が含まれないことだ。つまり、このシステムでは最初の卵の配色が決まれば成長した姿が一意に決まる。 そして最初の卵の配色には16の8乗=約42億通りのパターンがある。
私達が目にするのはリアルの大海原に浮いた小さな島々であり、タイトルIndalsは並べ替えるとIslandとなる。

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